活動報告

令和6年2月日光市議会・代表質問

代表質問要旨

【市政経営の基本方針】

市長に就任をされて3年が経過をされ、任期も残すところ1年となりました。この間、市長は「夢と希望」というフレーズを様々な場で多用してきました。令和6年度・市政経営の基本方針の中でも「夢と希望を持ち続けることが、当市の更なる魅力向上につながると信じ、将来にわたり光り輝く日光市の創造を目指す」と示されましたが、その一方で、市長が語る、各種施策の展開、事業の説明から「夢と希望」という言葉の行きつく先に、日光市の将来像、景色を読み取ることが出来ずにいます。市長が考える「夢と希望」に、令和6年・市政経営の基本方針が、どの様に反映されているのか、お伺いします。

【令和6年度予算編成の基本的な考え方について】

令和6年度一般会計予算案は、前年度当初予算と比較して8.7%、36億6,000万円の大幅増となる、457億1,000万円となりました。物価高騰の影響を受け、一般行政経費が大きく増加する中、市民への負担を最小限にとどめ、基金の有効活用等により、この状況を乗り越える予算だと示されました。長期財政収支の見通しでは、令和7年度に経常収支比率を96%、財政調整基金の残高を15億円以上確保すること、更には、令和9年度に基金が枯渇して、令和10年度赤字に転落することを防ぐため、それまでに、財政収支を平準化することを掲げていますが、財政改革と令和6年度予算案の整合性をお伺いします。

【主な施策展開について】

・「産業振興」では、産業基盤の確立を目指して、新たな企業の進出を促進するとあります。昨年、市長はトップセールスの対応について、既に日光市に進出が決まり掛けている企業に対して、市長が念押しの意味合いで、企業のトップとお会いしたという説明をされました。トップセールスの認識としては、畑を耕すために、最初の種を撒くところが、トップセールスの本質であり、既に実がなりかけて、収穫をする時に出向くというのは、トップセールスの意味合いと、異なるのではないかと考えます。産業基盤の確立、新たな企業の進出を促進するために、具体的にどの様な対応を図っていくかお伺いします。

・「農林水産業」では、地域おこし協力隊の活用による、森林経営管理事業の促進を図るとしています。これまで、会派光和は、地域おこし協力隊の採用においては、職種と地域を広げて、幅の広い採用を図るべきだと、会派要望の中でも、提言をしてきました。今後の事業展開をお伺いします。「文化財」では、12月の日光の社寺世界遺産登録25周年や令和7年度の日光杉並木400年を見据え、関係機関等との更なる連携強化を図るとありますが、今後の事業展開をお伺いします。

・「人件費・物件費の削減」では、指定管理施設の更新に際して、抜本的な見直しを行うことで、施設運営の適正化を進めるとあります。これまで、当市では、指定管理者に関わる様々な課題が挙がっていましたが、どの様な手法で見直しを進めるのか、お伺いします。

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