一般質問事項
【野生鳥獣対策・中禅寺湖周辺におけるクマ対策について】
中禅寺周辺における、現場レベルでのクマの出没、被害時の対応について、幾つか確認も含めて、質問を行います。先々週の週末、8月30日(土)に中禅寺湖周辺にお住いのお二方から、クマに関わるご相談を頂きました。お一方は、室内にいて、窓際で物音がするので、振り向いたら窓の向こう側に、クマが居て、窓から室内を覗いていたそうで、直ぐに爆竹を鳴らして、追払いをしたそうです。もうお一方は、外で作業をしていて、後ろで気配を感じたので振り向いたら、クマが魚をくわえて、歩いていたそうです。
今回、一般質問でクマの対策を取り上げた理由を、ご理解を頂きたいのは、現場の状況がこれまでと、全く異なるということです。平時において、中禅寺にお住いの方は、クマの出没や目撃で本来、大騒ぎする様な地域じゃありません。毎年、クマは出没するものだという認識で生活しているわけです。私のこれあまでの議員活動の中でも、中禅寺にお住まいの方から、クマに関わるご相談と言うのは、これまでありませんでした。ところが、去年の後半から、今年にかけて相談の数が本当に多くなりました。
それは、人間とクマとの距離が、一歩、二歩とあきらかに縮まっている。地元の方は肌感覚で、危険を感じているからこそ、ご相談をされてきてるんです。これは、アーバンベアと言われることに、繋がってくると思います。ここまでの行政の対応を見ていると、地元との危機感や切迫感が、市長を含めて、行政側に伝わっていないんじゃないかと思っています。この案件は、所管の担当課で処理する話ではなく、執行部全体で全庁的に対応するレベルの事案だと私は思っています。まずは、中禅寺に周辺に関わる、クマの出没、被害の状況を含めて、現状をどの様に捉えているかお伺いをします。
【丸山公園スケートボード場の路面整備について】
7月13日に行われた、市長の「まちづくり懇話会」で、参加をされていたお母さんから、スケートボード場の整備のお話が出ました。息子さんが、スケートボードをやっていて、当初は丸山公園のスケートボード場で遊んでいたけども、地面の傷みが酷くて、結局行かなくなり、遊び場がないので、整備をしてほしいとう内容でした。
実は、丸山公園のスケートボード場の地面の傷みが酷くて、整備をしてほしいという話しは以前からありました。東京オリンピックの開催2年前、当時、スケートボードを熱心に活動されている方達から、今回と同様に、地面の傷みが酷いので、整備をしてくれないかというご相談を受けました。関係者の方達は汗をかいて、1000人弱の市内外の方の署名を集めて、要望書と署名を当時の斎藤文夫市長に提出をしました。
斎藤文夫市長は、我々の意を汲んで頂き、所謂トップダウンで指示を出されて、スポーツ振興課のもとで、複数の見積もり、設計を作るところまで、話は進みました。ところが、残念ながら斎藤文夫市長は勇退をされて、大嶋一夫市長になった際に、この話は継続されることはなく立ち消えになってしまった経緯があります。
私が、このスケートボード場の整備の必要性と整備に向けた実現性、端的にまとめて3点あります。これらを踏まえて、市長にご答弁を頂きたいと思います。一つ目は、整備のコストです。現在資材も高騰していて、当時の単価よりも間違いなく上がっていますが、スケートボード場の整備には、totoの補助金を使える可能性があります。補助率3分2という強い補助です。
二つ目は、スケートボード場の維持管理費です。通常の運動施設は、維持管理の経費が大きく発生しますが、スケートボード場は、基本的に維持管理費のコストが掛かりません。受益者負担を考慮して、更に使用料を取れば、プラスになります。マネジメント計画に照らし合わせても、整合性は取れると考えています。
三点目です。スケートボードの類は、道路交通法で道路や歩道で遊ぶことが、禁止をされています。それらの遊び場を、公の行政が整備することは、子ども達の安全を考慮する観点から、整備をするのは必然であり、行政の責任だと考えます。この3点の意義と根拠をもって、私は整備の必要性を感じています。市長の見解をお聞きします。